スマホ充電用クレードル自作

2014-06-08

DIY スマホ

スマホ充電用のクレードルを自作した。
なお、作成したものはショートのリスクがあるので、もし参考にする方は自己責任でお願いします。

参考情報
  1. IP-Phone SMART 
  2. LaLa Call 
  3. Mamoru Abe
    HTC J Butterflyの自作とは思えないレベルのハイクオリティー・クレードル!-「量産も可能かも」とのこと。
  4. HTL21 HTC J butterflyの充電スタンドを作ってみた
  5. 絶版・入手困難なスマホの充電台を3Dプリンターで自作したよ!
  6. HTC J Butterflyの充電スタンドを500円で作ってみた:週間リスキー(写真追加)
  7. HTC J HTL21 butterfly 自作クレードルの記録
  8. クレードル自作
  9. スマホ(au HTC J Butterfly HTL21)充電台の自作 ―
  10. 100円ショップの材料で充電クレードルを作ってみた
現在自宅電話はIP電話なのだが、約700円/月の定額料がかかっている。ところがスマホ用(にほんとは限定されていないみたいだが)には、初期費用・月額基本料が0円のIP電話(参考情報1)がある。ただし、通話量はIP電話としては割高だ。または100円/月の基本料で、通話代は一般的なIP電話並みというもの(参考情報2)もある。過去数か月の通話料を調べると、100円~200円/月ぐらいなので、定額料が下がるのは魅力的だ。

ということで、余った(?)スマホを自宅電話専用として使う事を考えたのだが、そのためにはクレードルで充電できることが好ましい。なんとなく、スマホにはUSB以外に充電端子があって、クレードルを買えば充電できると思っていた。ところが、クレードルを検索しても出てこないのでスマホを確認すると、端子がないことに気付いた。USB端子を挿しながら立てかけて充電できる汎用クレードルもあるようだが、なんかUSB端子を壊しそうで嫌な感じがする。
ということで、作ることを考えて検索したのだったか、クレードルを検索しているうちに自作している人たちがいることに気付いたのだったか忘れたが、作ってみることにした。

調べてみると、結構たくさんの方が自作しており、それぞれ工夫していた。
また、HTC J Butterfly(HTL21)の方が多いのは、クレードルが使えそうな端子がありながらクレードルが発売されなかったり、USB端子のカバーゴムがちぎれやすかったりするという事情があるらしい。置台を型どりや3Dプリンターで作っている方がいるのには、恐れ入りました。

いろいろ参考にして、簡単で安そうな方法を考えた。
また、私が使用しようとしているスマホ(HTC J One(HTL22)かisai(LGL22)にはUSB以外の充電端子が付いていないので、そこは自分で考える必要があった。

材料
  • 置台。108円。100円ショップ。
  • USB充電ケーブル。108円。100円ショップ。
  • コンタクトプローブ(スプリングプローブ)。
  • コネクタ。
  • 基板
  • エポキシパテ。
  • 木ねじ
 
 
 

クレードル作成
コンタクトピンをコネクターに挿したところ。プラスチック片や木片に穴あけしようと思ったけど、たまたま丁度いい感じで嵌ったのでコネクターを使った。
4ピン用のコネクタ-だが、真ん中の2か所の間の仕切りを切り取って、エポキシパテを詰め、乾いてから下穴を空けて、置台へねじ止めできるようにした。
置台は、端子ピンの部分およびねじ止め用に3か所穴あけ。置台のデザインで線上の凸があって取り付けにじゃまだったので、カッターで削り取った。
上のセットをねじ止めして取り付けた後、端子の反対側に、あらかじめ切っておいたUSB充電コードをはんだ付け。
コード固定のための穴あけも実施。

いきなり完成したところ。
端子側正面。ねじ頭が端子に触れるとショートするが、ぎりぎり大丈夫そう。
裏面側および斜めから。
端子を押すと、リード線がたわみながらひょこひょこなり、いい感じだ。
コードを引っ張った時に端子部にテンションがかからないように、結束バンドで置台に縛り付けた。

スマホ側作成
USB充電ケーブルを切断して、端子を剝く。充電用なので、線は赤と黒の2本のみ。
クレードル側には、切断した残りの方を使用した。
基板にはんだ付け。赤黒の線が、クレードルに置いたときにクレードル側と一致するように合わせる。
適当に置いても接触するようにするには、接続部のサイズは大きい方がいいので半田で3つのランドを繋いだ。ショートするとまずいので、各極の幅はクレードル側の端子間の幅(ランド4つ分)より狭くした。反対面にはみ出した半田はやすりで磨いて平らにした。はんだ付け下手だけど気にしないでください。
クレードルの端子位置に合して、基板を両面テープでスマホに貼り付け。
ちなみに、このスマホはGALAXY NEXUSで、側面に充電端子がついているが、実際には違うスマホを使うつもり(で作ったけど、これでもよかったか…)

セットした所
ちゃんと充電中になっている。結構ラフに置いても、充電中になる。いい感じだ。

注意点
冒頭にも記載したように、下記のようにショートのリスクがあるため、もし参考にする方は自己責任でお願いします。
  • クレードル側
    USB電源に繋いだ状態では、コンタクトピンには5Vが常時出力している。この部分に誰かがスプーンを置いたりしたらショートしてしまう。USB電源側に何らかの保護回路があるかもしれないが、本当は保護回路(具体的には、ヒューズとか電流制限回路とか?)を設けるべきだろう。
    販売されているクレードルでは、端子は引っ込んでいて、スマホを置いたら端子が出てくるようになっている。
  • スマホ側
    表面に露出している基板のランドが、スマホ内部の電源回路に繋がっている。ここをショートすると電池がショートして危険な可能性が高い。手で持っても多少繋がるだろう。
    端子付のスマホでは、端子は小さく、表面より少し凹んでいる。
    基板をスマホケースの内側に入れてケースに穴あけするなどしたほうがいいかなぁ。