VAIO TypeZ(VGN-Z92PS)のHDDクラッシュ原因検討と対策1(memtest86+)

2013-06-06

IT Windows

VAIO TypeZ(VGN-Z92PS)のHDD換装
VAIO TypeZ(VGN-Z92PS)にWindows 7(32bit)をクリーンインストールの続き。

関連記事
  1. VAIO TypeZにRAM増強(8GB)+RAMDISK設定
参考情報
  1. 「Memtest86」と「Memtest86+」の違い
    比較の他に、それぞれの使い方の説明ページもあり。またWindowsPCの各種トラブルの対処法について、いろいろな説明のページがあり、参考になる。
  2. パソコンのメモリテスト - 故障・不良・不具合チェック [memtest86、memtest86+]
突然落ちて、HDDがクラッシュして起動できなくなってしまったVAIO TypeZ(VGN-Z92PS)だが、上記作業で一応復旧はした。ただ、なんとなくHDDが原因で落ちたのではなく、落ちたためにHDDがクラッシュしてしまった気がしていた。あまり根拠はないのだが、その少し前にも同じように落ちて、「保護のためにメモリーをコピーしています」みたいな内容がブルースクリーンに英語で出ていた気がする。その時は何事もなく再起動できたのだが。

推定原因
  1. HDDへの物理衝撃
    直前に、蓋を閉じて持ち歩いていた。その時に何らかの衝撃でHDDが壊れてしまい、現象が発生した。壊れたHDDをつなぐと、カコーン、カコーン、カコーンと音がするあたりが、そんな感じがする。
    これが原因であれば、HDD換装で解決だが、同じような現象が少し前に発生していたので、ちょっと違う気がする。
  2. メモリー不良、相性、RAMDISK
    関連記事1で、PCのメーカー仕様(4GB)以上にRAMを増強(8GB)した。また本体のメモリー規格「DDR3 SDRAM、PC3-8500 (1066MHz)」に対して、早いのをつけても遅く動くだけで問題ないだろうと思って、「PC3-10600(DDR3-1333)」をつけた。また、32bitのWindows 7なので、OS認識外の領域を使うために、RAMDisk RAMDAをインストールした。メモリー自体の不良という話もネットにはよく出ている(私自身も一度経験した)。そのどれかが問題でOSが落ちてしまい、たまたまアクセス中であったHDDがクラッシュしてしまったのかもしれない。
  3. 熱暴走
    2の検証をしていて(後述)、熱暴走という可能性を思いついた。検索すると、TypeZの熱暴走というのは、結構話題になっているようだ。ただし、初代TypeZ(VGN-Z90)である事が多いようだ。熱暴走して落ちた時に、たまたまアクセス中であったHDDがクラッシュしてしまったのかもしれない。
検証と対策
  1. HDDへの物理衝撃
    これは自分で検証できることはない。分解すれば、傷がついていてわかるのかも。
  2. メモリー不良、相性、RAMDISK
    何か原因になりそうな最近やったことで思いつくのはメモリー関係なので、HDD換装後のインストールは、元のメモリーに戻しておこなった。
    とりあえず落ち着いたので、メモリーのテストを行う事にした。以前メモリーの不良に遭遇した時も、テストで不良を確認してからメーカーに送付し、交換してもらった。すっかり忘れていたので検索すると、memtest86またはmemtest86+が定番のようだ。以前もそのどちらかで実施した気がする。
    今回は、参考情報1を参考にして、memtest86+を使用した。またUSBからの起動が楽そうなので、参考情報2に紹介されている、「Auto-installer for USB Key (Win 9x/2k/xp/7)」を利用して、余っていた32MBのUSBメモリーにインストールし、テストを実施した。
    とりあえず、旧メモリー4GB(2GB x 2枚)の状態で実施。
    問題なく動いているようだ。これを長くやっても意味がないので、新メモリー8GB(4GB x 2枚)に挿し変えて実施。
    8GB認識している。けど、Intel Core 2 1596 MHzになっている。なんで?再起動してみる。
    今度は、3059MHzになっている。???。
    何度か繰り返してみると、両方がおこる。やっぱり、相性が悪いのかと思って、4GBに挿し変えても、1596MHzになることもあった。
    Windowsを起動するとどうなるのかと思い、起動後コンピューターのプロパティーを確認すると、今度は半分(1枚分。2GBだったか4GBだったかは忘れた)しか認識していない。
    接続が不安定なのかと思って、メモリースロットを確認すると、確かに刺さりが少ないようにも見える。よく観察すると、メモリーをロックする爪が広がっていて、メモリーの切り欠き部にはまっていなかった。メモリーを外しても、爪が変形して広がってしまっているようだった。
    もしかすると、これが原因だったのかもしれない。そういえば、HDDクラッシュの直前に持ち歩いたので、その時に少し抜けてしまったのかも。爪は、プラの爪の外側から金属の板バネで補強するような構造だったので、メモリーを外した状態で内側に大目に曲げると、まっすぐな状態に戻った。
    メモリーをきっちり差し込んで、再度memtest86+を実行。1596MHzだったか3059MHzだったかは忘れたのだが、10~20分ぐらい実施してTest #6まで進んだ辺りで、消え入るようにPCが落ちてしまった。こんな風に終わるんだっけ?。そんなはずないよな。4GBに挿し変えて試したが、やはり同様だった。PC本体が壊れているのか?(涙)。そんな事を思いながらいじっていると、なんかメモリーの辺りがかなり熱くなっている事が気になりだした。もしかしたら熱暴走?消え入る感じがそんな気もする。と思って検索すると、TypeZの熱暴走というのが結構話題になっている事がわかった。
 VAIO TypeZ(VGN-Z92PS)のHDDクラッシュ原因検討と対策2(熱対策)に続く。